Let's go to Y'hama-stadium!!

01.07.24.up



プロ野球・オールスター第2戦が、1995年以来6年ぶりに横浜スタジアムにて開催されました。
その準備に忙しい前日(7/21)の「ハマスタ」に潜入、グラウンドレベルからの撮影に成功しました。

天気は上々、抜けるような蒼空を
眩しい白雲が流れていく。
こんな天気の下で野球をする選手は、
さぞ爽快な気分だろう。

空高くそびえ立つ照明塔は、
今年改装されたばかり。
ナイターになれば、まばゆい
カクテルライトを灯し、試合を盛りたてる。
このライトが逆三角形に並ぶデザインは、
Yokohamaの「」を模して作られたものとか。
センターからバックスクリーンを見上げる。
最上段の看板まで、約30mもの高さである。

スタジアムの歴史をひも解けば、125年以上の時を遡る。
1874(明治7)年、居留外国人用クリケットグラウンドとして
開設され、当時は「横浜彼我公園」と呼ばれた。
1929(昭和4)年には野球専用の「横浜公園野球場」に、
そして1978(昭和53)年には、念願のプロ野球団
「大洋ホエールズ」をフランチャイズすると共に
観客席の一部が可動する多目的スタジアムと改築され、
その名も「横浜スタジアム」と改称されたのである。
グラウンド全面にはられた人工芝は、フカフカとして
思ったよりも柔かく、膝への負担も少ないようだ。

なお、ハマスタの人工芝は、後楽園球場(当時)に
続いて日本で2番目に導入されている。
・・・ということは、張替えということを除けば、
現存する最古の人工芝球場ということだろうか?
センター守備位置からホーム方向を望む。

すり鉢状のスタンドに囲まれている故に、
独特のハマ風が天を舞う。
ライト→レフト方向へゆっくり吹いていたかと思えば、
数秒後にはセンター→ホームへの強烈なアゲインストに
なっていたりするから要注意だ。
また、高度によっても風向が変わる。
照明弾様の花火「フラッシュ」を打ち上げるとわかるが、
5m上った辺りから急に旋回したり、不規則な軌道を描く。
まさに旋風(つむじ風)状の気流があると思われる。
野球少年の憧れ、ピッチャーマウンドだ。
一段高い土の盛り上りが、
心臓の鼓動とシンクロしているようだ。

実際に立つと、スタンドやテレビ画面で見ているよりも、
遥かにホームベースが遠く、ストライクゾーンは
針の穴のように狭く感じる。
憧れの双璧、バッターボックスである。

名だたるプロの選手たちが、
そしてベーブ・ルースやルー・ゲーリックらの
アメリカン・オールスターもプレーしたこの場所に
今、立っている。

しかし広い、とにかく広い!広すぎるっ!!
一塁線をまっすぐ、遥か先にポールが見えるが、
両翼で94m、センターでは118mもあることに加え、
約4mもの高さの外野フェンスが、打球を阻む。
素人には、ホームランなんかとても届きそうにない。
1塁側ブルペンの奥に、リリーフカーを発見!

ベース車は「Sカーゴ」で、
フロントガラスやドアの無い仕様になっている。
ハマの大魔神・佐々木主浩投手が乗ってリリーフに
登場するシーンには欠かせない存在であった。

残念ながら、シートを被った状態で、
ホッシー君をデザインしたボディを
写真に収めることは叶わなかった。
ご満悦のせいうちクン。
今だけ、スタジアム独り占めっ!状態である。

彼がベイスターズのレプリカユニフォームに
背番号99(きゅうきゅう)をつけて、
応援グッズにしていることは、一部では有名だ。


ベンチ入り。(笑)



・・・しかも、タイマーなしで自写。