ガンダムコレクション,ガンコレ,GundamCollection


ガンダムコレクション大全集

NEO 2



2005年11月2日発売
1個200円(税抜)
ガンダムコレクションNEO2はSEED DESTINYの主役機を筆頭にZZガンダム、ガンダムW、Gガンダム、そしてMSVからも、量産機やスベシャリティまで各種織り交ぜたバラエティあふれるラインナップとなっている。
シークレット及びルミナスクリヤーをのぞく各アイテムは全体的に混入率の偏りが少なく一見するとユーザーライクな安定したバランス配分なのだが、その一方でO12ノーベルガンダムのシークレットバージョンである「バーサーカーモード」は2種の塗装違いバージョンがあるガンコレ史上初のツインシークレットとなっていて、これらは同じカートン内から出現しない・・・つまり1カートン中にどちらか一方しか入っていないという衝撃の事実が発売後しばらく経ってからわかってきた。つまりこれは1カートン丸ごと買ってもフルコンプできないということを意味し、確実なコンプリートを期してオトナ買いをしていたマニア層に対して痛恨の一撃を与えた、まさにバーサーカー(狂戦士)的な裏の顔を持ったアソートだったのだ。しかもその他の通常アイテムはまんべんなく出現するため、プチレアを売って資金回収する手法も困難というつくづくマニア泣かせのシリーズであった。
A12 デスティニーガンダム G12 ボール改修型 M12 トーラス
B12 ストライクフリーダムガンダム H12 Zガンダム N12 シャイニングガンダム
C12 ブラストインパルスガンダム I12 ガザC O12 ノーベルガンダム
D12 ブレイズザクファントム J12 ボリノーク・サマーン --- デスティニーインパルスガンダム
※本機は改造品であり正規のガンコレには存在しません
E12 リック・ドム K12 ホビーハイザック
F12 ゾゴック L12 サーペント ※機体名をクリックするとページ内でジャンプします
 A12 ZGMF-X42S デスティニーガンダム 
[機体解説]
■[全高]18.08m/[重量]79.44t
「ディスティニー」はザフト最強のMSである。それまで最新鋭であったセカンドステージシリーズを継承した上、封印した禁じ手である新型動力をも投入した「ハイパーデュートリオン」を採用。インパルスの数倍のポテンシャルを持つに至った機体は、フリーダムを打ち破ったシン・アスカに渡された。レーザー対艦刀「MMI-714アロンダイト」、「M2000GX高エネルギー長射程ビーム砲」を背面に装備、従来のMSには見られなかったビームシールド発生器を両腕に持つ。インパルスの各シルエットが持つ特性を統合し、更に強化した仕様といえるだろう。
<シン・アスカ>少女ステラとの出会い。再び見つけた「守りたいもの」は彼の支えになるはずだった。しかし彼女はキラとの戦闘で傷つき、シンの腕で息絶えた。キラを打ち倒した後に確信した絶対の正義の元、最強の戦士となる。
[NEOアイテムデータ]
■台座地形区分:SPACE/宇宙
[メモ]
デスティニーGは核禁止条約適合のセカンドステージ機を標榜・偽装したサードステージ機である。すなわち超小型核エンジンを搭載しデュートリオン送電システムと相補的に稼働させるハイブリッド方式により尽きることのないエネルギー源を得た無敵のガンダムだ。しかし主役級キャラの乗機だから誰もなんとも言わないが、ぶっちゃけ非合法のチートMSである。(もちろんストライクフリーダムGも同じ穴のムジナではあるのだが) そしてその無限の大出力にモノを言わせてストライクG時代のI.W.S.P.と同じ性質の近接格闘、遠距離射撃、対艦戦闘までこなす“全部入り”シルエットを標準装備した超絶オールマイティ機となった。
武装バリエーションとして登場するパルマフィオキーナは掌底部からゼロ距離発射もできるビーム砲で、「波動拳」「かめはめ波」と同様の機能である。A12デスティニーGはビームライフル装備とパルマフィオキーナ発射状態に加えビームライフル装備のルミナスクリヤーバージョンの計3種が存在する。
 ビームライフル  レア度★☆☆☆☆
 □ パルマフィオキーナビーム砲  レア度★★☆☆☆
 □ ビームライフル<ルミナスクリヤー>  レア度★★★★
 B12 ZGMF-X20A ストライクフリーダムガンダム 
[機体解説]
■[全高]18.88m/[重量]80.09t
デュランダル議長によるロゴス打倒の声明により、プラント・地球軍の情勢は一層混迷する。その先を見据えたラクス・クラインを旗頭とする旧クライン派が、来るべき次のステージでの戦いを予測し完成させ、キラに託したMS。新型エンジンの搭載などにより「フリーダム」の数倍の戦闘能力を持つその機体はザフトの「デスティニー」や「レジェンド」に匹敵する力を秘めている。2梃装備の「MA-M21KF高エネルギービームライフル」は連結しロングライフルとしても使用が可能。背部には「EQFU-3Xスーパードラグーン機動兵装ウイング」を8門装備、個々に分裂し「MA-80Vビーム突撃砲」を放つ。
<キラ・ヤマト>戦いを食い止めるため再びフリーダムに乗り込む。進軍する「デストロイ」を阻止するが、そのパイロットのステラが死亡。復讐を誓ったシンの猛攻の前に敗北を喫した。救出された後、ラクスから新たな剣が託された。それが「ストライクフリーダム」である。
[NEOアイテムデータ]
■台座地形区分:SPACE/宇宙 ○マルチポーズ
[メモ]
デスティニーGに敗れたフリーダムGに代って登場したストライクフリーダムGは、それまでのエース機であったストライクとフリーダムの両方の名を受け継いだ最終進化型のガンダムである。条約違反が明白なデスティニーGに対抗するため同じくハイパーデュートリオンエンジンを搭載して無限のパワーを手に入れた・・・というと聞こえがいいが、相手がそう来るならこっちもやってまえ~的な、条約無視の非合法MSである。国家レベルの両陣営がそろってそういう考え方では終末戦争など回避できようがないわなぁ。
B12ストライクフリーダムGのバリエーションはビームライフル装備とビームサーベル装備の2種プラス、ビームライフル装備のルミナスという極めてオーソドックスな3種編成となっている。できれば最大最強の武器であるスーパードラグーンを展開したバージョンが欲しかったと思うのだが、ガンコレでは最後まで実現しなかった。
 ビームライフル  レア度★☆☆☆☆
 ビームサーベル+ビームシールド  レア度★☆☆☆☆
 □ ビームライフル<ルミナスクリヤー>  レア度★★★★
 C12 ZGMF-X56S/γ ブラストインパルスガンダム 
[機体解説]
■[全高]19.21m/[重量]84.68t
ザフト軍が開発した「Second Stage」(新世代)MSシリーズの1機。インパルスガンダムは他の4機と異なりシルエットと呼ばれる武装換装システムを備えている。このブラストインパルスは砲撃戦に特化した形態であり、「M2000Fケルベロス 高エネルギー長射程ビーム砲」や「MMI-M16XE2デリュージー 超高初速レール砲」、「AGM141ファイヤーフライ 誘導ミサイル」等、驚異的な火力を持っている。シン・アスカはこの装備で連合のMSや軍事基地を壊滅させた。
<シン・アスカ>前大戦の連合軍によるオーブ侵攻作戦の際に目の前で両親と妹を失った。その後プラントに渡った彼はアカデミーに入学。卒業後はその才能から、ザフトの未来を担うであろう「Second Stage」(新世代)MSシリーズのパイロットとなる。
[NEOアイテムデータ]
■台座地形区分:LAND/地上
[メモ]
デスティニーG、ストライクフリーダムGと続いた後iにブラストインパルスGとは、何とも言いがたい逆行感。ラスボス級の2体と並べてしまうと前世代機のレッテルを貼られたようで不憫ですらある・・・が、ここは気を改めて見直していこう。
ブラストインパルスGはセカンドステージの雄、インパルスGにブラストシルエットをドッキングさせた砲撃戦形態であり、ブラストシルエットのエネルギー消費特性からVPS装甲が緑/黒系に変色している。
M2000Fケルベロスは両脇に構えられる最強の高エネルギー長射程ビーム砲であるが、ケルベロスという名のわりに三つ首ではなく2本装備となっている。ある意味“名前負け”と言えなくもない。
C12ブラストインパルスGに武装バリエーション等はなく、同じポーズのルミナスバージョンのみ存在する。
 ケルベロス+4連装ミサイルランチャー  レア度★☆☆☆☆
 □ ケルベロス+4連装ミサイルランチャー<ルミナスクリヤー>  レア度★★★★
 D12 ZGMF-1001/M ブレイズザクファントム(レイ・ザ・バレル専用機) 
[機体解説]
■[全高]20.40m/[重量]91.20t
ザクファントムは停戦協定「ユニウス条約」の締結後にザフトで開発された新世代MS群「ニューミレニアムシリーズ」「ZGMF-1000ザクウォーリア」の上位機種に当たる機体である。主に隊長クラスのパイロットが搭乗し、指揮官機として用いられている。頭部の角状の装飾やパーソナルカラーの機体が多いのも特徴である。ザクウォーリアと同様に、インパルスガンダムにおけるシルエットシステムの設計思想を先行した「ウィザード」と呼称される武装換装システムにより様々な戦局に対応可能である。ブレイズウィザードは高機動力と火力に特化しており、大型ブースターと背部ポッド「AGM138ファイヤビー 誘導ミサイル」を搭載している。
<レイ・ザ・バレル>シンやルナマリアと同じくエリートの証である「赤服」を身に纏うミネルバクルーの1人。
[NEOアイテムデータ]
■台座地形区分:SPACE/宇宙
[メモ]
ザクのオマージュであるザクウォーリア系MSの一つであるが、ザクファントムは量産型ザクに対してS型ザクという格付けだろうか。その中でも換装可能なウィザードシステムにより高機動型のセッティングを施したのがブレイズザクファントムである。
D12ブレイズザクファントムはミネルバのMS隊長格レイ・ザ・バレルの専用機で、最終決戦でレジェンドGに搭乗するまでの愛機であった。レイ専用の白色塗装のためカラーバリエーションはなし。武装違いでビーム突撃砲装備とビームトマホーク装備の2種がある。しかしビーム突撃銃はビームガンなのになぜかドラム式マガジンを採用していてザク・マシンガンそのままの形状だし、ビームトマホークもヒート・ホークそっくりという、ちょっと寄せすぎ感が否めない・・・。
 ビーム突撃銃+ファイヤビー誘導ミサイル  レア度★☆☆☆☆
 ビームトマホーク+ファイヤビー誘導ミサイル  レア度★★☆☆☆
 E12 MS-09R リック・ドム 
[機体解説]
■[全高]18.6m/[本体重量]43.8t
局地戦用の陸戦MSとして開発されたMS-09 ドムを空間戦闘用(宇宙用)に再設計した機体。新型MSの開発が遅れていたため、ドムの重力下装備を換装し、細部を調整して宇宙用の機体とした。急造とはいえ、基本設計が非常に優秀だったため、機体スペックではMS-14 ゲルググにおよばないものの、生産性などを含めたトータルスペックではRタイプの高機動型ザクをも凌ぐ。主な武装はジャイアント・バズとヒート・サーベル。RS型にはビーム・バズーカも供給された。
[100][314][702][819]
<ソロモン防衛部隊章>このマーキングはソロモン防衛隊所属を示すもので、ソロモンを中心とする宙域のエリアごとにマーキングが施されていた。
[NEOアイテムデータ]
■台座地形区分:SPACE/宇宙 ○マルチポーズ
[メモ]
ツィマッド社の傑作機ドムの宇宙用改修機であり、ザクⅡR型と争った次期量産型MSコンペティションでは悲願の正式採用を勝ち取った機体でもある。ツィマッドは他にも異彩を放つ名だたるMSを送り出してはいたが、ヅダはジオニックのザクⅠに、ゴッグはMIPのスゴックに、ギャンは再びジオニックのゲルググに敗れ、いずれも少数の生産台数に留まっている。そんな中でリック・ドムはツィマッド最高傑作とも呼ぶべき名機であり、リック・ディアスをはじめとする後世のMS設計の手本となったのである。しかし対ガンダム戦においてはわずか数分で12機が墜とされるなど不名誉な戦績をつけられてしまった。だがそれは相手がアムロという怪物だったゆえの不運だろう。
E12リック・ドムはいずれもソロモン防衛隊のエンブレムをつけた機体で、ナンバー違いの4種がある。この内[100]と[702]がジャイアント・バズ装備、[314]と[819]がヒート・サーベル装備だ。
 ソロモン防衛隊[100](ジャイアント・バズ)  レア度★★☆☆☆
 ソロモン防衛隊[314](ヒート・サーベル)  レア度★★☆☆☆
 ソロモン防衛隊[702](ジャイアント・バズ)  レア度★★☆☆☆
 ソロモン防衛隊[819](ヒート・サーベル)  レア度★★☆☆☆
 F12 MSM-08 ゾゴック 
[機体解説]
■[全高]18.2m/[本体重量]77.4t
第二期水陸両用MSとしてMSM-07 ズゴックと並行して開発されていた格闘戦用の特務MS。ズゴックの制式採用後にジャブロー攻略戦用の特務MSへと転換されたため、アッグガイ、ジュアッグ、アッグといった特務MSの中でも最も一般的なMSに近い機種となっている。武装はブーメラン式のワイドカッターと伸縮自在のロッドアームに据えつけられた戦闘用マニピュレーターである。このマニピュレーターは、直接打突に用いるべくあつらえられており、五指のすべてがスクエアカットされ、MSの装甲をも貫通する威力を持っていたと言われ、まさに“鉄拳”と呼ぶにふさわしい武装であった。その威力は、一旦、敵MSとの格闘戦が展開された場合、組み合った時点で敵機はどこかしら圧壊しているだろうといわれるほどであった。ただし、本機の実戦投入については定かではない。
[NEOアイテムデータ]
■台座地形区分:WATER/水
[メモ]
ゾゴックの型式番号はMSM-08、つまりMSM-07ズゴックとほぼ同期であるがやや遅れて設計されたものと思われ、外観的にはズゴックの基礎デザインを多分に流用しているようだ。しかしゾゴックは近接戦闘主眼という攻撃タイプのコンセプトまでズゴックとまるカブリであることから推察すると、対抗競合機というよりも正式採用を目指すズゴックの優秀さを際立たせるために敢えて作られたスケープゴートだったのではないだろうか。例えばMSM-04アッガイですでに採用されていた伸縮式アームを搭載していたり、動力パイプ丸出しで水圧抵抗も高そうなバックパックを付けているなど、明らかに旧型機を模した設計になっているところなどにかえって違和感を感じる。コンペで両機を並べたときに一見してズゴックが新鋭機として輝いて見えるように、ゾゴックは影の役どころを引き受けたのだろう。
だがそれでもジャブロー総攻撃の中で実戦投入された暁には、連邦軍サイドからすると目の前に量産型と似て非なるMSが現れたとなれば改造スペシャル機と判断し相当の戦力投入をせざるを得ないだろうから、無駄な防衛戦力を引きつける囮部隊としては有用であったと考えられる。
 アームパンチ+頭部ブーメランミサイル  レア度★☆☆☆☆
 G12 RB-79C ボール改修型 
[機体解説]
■[全高]12.8m/[本体重量]17.2t
宇宙作業用のSP-W03型スペースポッドをベースとし、装甲や武装を加えることで兵器化した宇宙用のモビルポッド。ロー・ハイミックス思想のもと、連邦軍の主力兵器であるRGM-79 ジムとの連携を前提として開発された。主武装は180mmキャノン砲1門で搭乗者は1名。機体前部に装備された2本のアームで簡単な船外活動を行うことも可能である。U.C.0079年6月のプロトタイプ完成に平行して量産が行われ、大小さまざまなアップデートを積み重ねながら、一年戦争終結までに約1200機が参戦し、ほぼ期待通りの戦果をあげている。戦後、新型機が本格的に開発・量産されることはなかったが、未組み立ての部材などを利用した更新機や作業性を向上させたアームに換装したバージョンなども生産され、U.C.0080年代半ばまで現役として活躍した。
[NEOアイテムデータ]
■台座地形区分:SPACE/宇宙(ミラー付き)
[メモ]
RB-79CはRB-79のマイナーチェンジ版であり一般には改修型ボールと呼ばれる。なぜかほかのMSのようにC型ボールという呼び方はほとんどされない。
0083スターダストメモリーにもソーラ・システムⅡの設営機として登場しており、汎用作業ポッドとして重宝されたようだ。兵装はスタンダード機の低反動キャノンに似た単砲型で、作業アームはK型と同様のサブアーム付きのタイプを装着しているほかウィンチワイヤーやガードバンパー等もK型に近い装備が追加されているようだ。
G12ボール改修型は番号違いの3種があり、装備等はどれも同じだ。
 □ [088](180mmキャノン砲)  レア度★☆☆☆☆
 □ [107](180mmキャノン砲)  レア度★☆☆☆☆
 □ [326](180mmキャノン砲)  レア度★☆☆☆☆
 H12 MSZ-006-3Z ゼータガンダム(カラバカラー) 
[機体解説]
■[頭頂高]19.8m/[本体重量]28.7t
U.C.0087年11月。偶発的ではあるものの、カラバによる「キリマンジャロ基地攻略作戦」の最前線にカミーユのZガンダムが衛星軌道上から援軍として投入された。これを受けてAE(アナハイム・エレクロトニクス)社は、同機が「戦略兵器」としても運用できないかと考えた。強力なブースターで加速して弾道を経由すれば、理論上、地球上のあらゆる場所に極めて短時間で到達できるうえ、軌道上のあらゆる設備・施設を標的とすることができる。かくして、専用のブースターを装備可能な「MSZ-006-3Z ガンダム3号機」が開発されたが、同機はいくつかのミッションを経たのちに元の仕様に戻されている。これは、同様のコンセプトの機体がすでに先行して開発されていたからとも、あるいはパイロットの負担が予想以上に大きかったためともいわれているが詳細は不明である。
[NEOアイテムデータ]
■台座地形区分:SPACE/宇宙
[メモ]
H12ゼータガンダムは次々回発売のNEO4にラインナップされるB14ゼータガンダムとは塗装違いなだけでポーズまで同じ造型である。そこから推測するには、元々は一緒のシリーズに入れられる予定であったものを何らかの事情によりシークレットのカラバカラーだけを切り離してNEO2に先行配備したのではないかと考えられる。あるいはH12の出来が良かったのでNEO4で金型を再利用したという可能性も否定できないが、なぜそうなったのか真の理由については一切明らかにされていない。これまでにはレギュラーアイテムが後発シリーズのシークレットとして再登場したケース(A2ガンダム→O6ガンダムHD版)はあるが、レギュラーアイテムよりも先にシークレットで登場するパターンは後にも先にもこのゼータガンダムだけである。
H12ミニブックには、機体説明の文中では「ガンダム3号機」の存在を明示しているものの、アイテム名称の部分は「ゼータガンダム(カラバカラー)」としてあり「3号機」とは書いていない。ある意味この記載は正しく、厳密には本機が「3番目の」ゼータだという裏付けがないのである。諸説はあるものの「ゼータ2号機」とされる機体が存在しないこと、それに機体番号末尾の3Zはver.3.0を意味し製造順を表わすものではないと考えられているからだ。(その後の派生機ではMSZ-006-3AとかMSZ-006-P2/3Cなどまである。) したがってここでは「ゼータガンダム(カラバカラー)」という表記を尊重する。ちなみにこの塗色機の初登場はプラネタリウム用作品「グリーンダイバーズ」だ。劇中ではアムロ・レイとよく似た声(声優は古谷徹氏。)の連邦軍パイロットが操縦している。
さらに余談となるが、H12の台座には型式番号「MSZ-006-3Z」の記載が抜けていて「ゼータガンダム」とだけ書いてある。GTC用の機体能力値[1586][5730]はB14ゼータガンダムのものと同じ値だ。
 □ カラバカラー<シークレット>  レア度★★★★
 I12 AMX-003 ガザC 
[機体解説]
■[頭頂高]18.3m/[本体重量]40.8t
アクシズにおいて量産されていた作業用MSのガザA及びガザBなどを基本として攻撃能力を持つTMS(トランスフォーマブル・モビルスーツ)として量産された機体。本来ガザシリーズは、アステロイド・ベルトにおけるアクシズそのものの採掘・設営作業や球形の居住ブロック「モウサ」の建造に運用されていた。後に、指導者の交代や方針の転換などにより、戦力としての拡充を計るため、ナックル・バスターをはじめとする武装が施されるようになったものである。
[005][308][412][726]
<公国軍所属部隊章>このマーキングは軍組織の再編後に割り振られたものである。アクシズが依然として「ジオン公国軍」であることを示す。
[NEOアイテムデータ]
■台座地形区分:SPACE/宇宙
[メモ]
ガザCの主力武装はナックル・バスターという一種のメガ粒子砲である。銃床後部はボディとつながっていて、ジェネレーターと直結することによりZガンダムのビーム・ライフルをも上回る大出力を誇ったといわれる。また右胸の専用モノアイが照準器になっていて命中精度向上に役立っているようだ。近接戦闘用にビーム・サーベルも装備しているが、土台が作業用MSであるため防御力や反応速度は今ひとつで格闘戦は苦手としていたようだ。
I12ガザCはマーキングの番号違いが4種あり、うち[005]と[412]がナックル・バスター構え、[308]と[726]がビーム・サーベル装備となっている。ちなみにガザCの総生産機数は多くて300機程度とされていることからすると、機体ナンバーは通し番号ではなく部隊ごとに割り振られたものと思われる。
 □ [005](ナックル・バスター)  レア度★★☆☆☆
 □ [308](ビーム・サーベル)  レア度★★☆☆☆
 □ [412](ナックル・バスター)  レア度★★☆☆☆
 □ [726](ビーム・サーベル)  レア度★★☆☆☆
  MA形態 (改造品)  レア度☆☆☆☆☆
  [メモ]ガザCは砲撃形態ともいわれるMA形態に変形可能である。両足がクローとして機能するほか、機首のビーム・ガンも使える状態になるため、
      運用はこちらのガウォークファイターMA形態の方が主となりそうだ。ただしバルキリーやオーガスのようにファイター形態にはならない。
 J12 PMX-002 ボリノーク・サマーン 
[機体解説]
■[頭頂高]19.9m/[本体重量]31.6t
「木星帰り」の男、パプテマス・シロッコが開発したジュピトリス製MS。MSとしての性能やサイズは標準的なものだが、通常のデュアルセンサーよりも広く設置されている光学センサーをはじめ、頭部がレドーム状の複合探知システムとなっている。偵察や策敵に特化してセンサー類が強化されており、強行、あるいは威力偵察任務にも対応可能である。シールドは打突用のクローやビーム・サーベル兼用のビーム・ガンを装備しており、ビーム・ガンは2連装。もう一方はハルバートタイプ(長柄斧状)のビーム・トマホークであり、充実した近接戦闘能力を持っている。主なパイロットはサラ・ザビアロフ、レコア・ロンド。基本的にはシロッコの手によるハンドメイドのワンオフモデルだが、機体のサイズなどから量産化の計画もあったとされており、詳細は不明である。
[NEOアイテムデータ]
■台座地形区分:DOCK/ドック
[メモ]
見かけのゴツさやシールドのクローなどから格闘用MSに見えるが、本来は索敵・偵察が主務であり、他機種(ジ・O、パラス・アテネ等)とのコンビネーションでの運用を想定していたとされる。
劇中では気にならなかったが、こうして見るとボリノーク・サマーンは左利きのようなセッティングとなっているのに気付く。ほかのMSとは逆に右手にシールドを装備し、ビーム・サーベルは左手で振るというサウスポースタイルになった理由は定かではない。また名称の由来は「森のくまさん」説が有力とされている。
J12ボリノーク・サマーンはシールド装備とシールド&ビーム・サーベル装備の2種であり、解説に出てくるビーム・トマホークは残念ながらガンコレ化されていない。
 シールド  レア度★☆☆☆☆
 ビーム・サーベル+シールド  レア度★☆☆☆☆
 K12 RMS-116H ホビーハイザック 
[機体解説]
■頭頂高:18.5m/本体重量:34.5t
ハイザックはU.C.0080年以降に初めて新規に開発された量産機。連邦軍に広く配備されたが、ザビ家の独裁を脱した「ジオン共和国」にも、公国軍残党などに対する自衛のためとして配備されていた。一年戦争以降、耐用年数を超過したMSは、武装や戦闘用のOS、各種データなどを消去し「戦闘能力を剥奪」した上で民間に払い下げられる場合があり、中でもハイザックは90年代初頭には相当数が民間で流通していた。U.C.0093年に起きた「第二次ネオ・ジオン抗争(シャアの反乱)」の際、ヤクト・ドーガのパイロットであるギュネイ・ガスがロンデニオンコロニーから総帥のシャアを救出する際に使用した機体もそうした内の一機であり、FRPやカーボンファイバーなどを使用した装甲の軽量化・アクチュエーターの換装など、いわゆるスポーツ用(レース仕様)機としてチューンしてある。
[NEOアイテムデータ]
■台座地形区分:DOCK/ドック
[メモ]
ホビーハイザックはRMS-106ハイザック系統の払下品をスポーツ用あるいはアトラクション用に改造したものだが、型式番号はRMS-116Hとされている。敢えて改番しているのは機体銘板の刻印番号、つまり現代の車やバイクの車台番号に相当する刻印を打刻しなおすことによって、軍用品として偽装されることのないようにした保安措置であるとも考えられる。しかしこの116H番号がホビーハイザック全般を指すものなのか、個々の機体で異なるものなのかなどは正式記録がなく判然としていない。
K12ホビーハイザックはシークレット扱いとなっておりバリエーションはない。ただアイテムとしてはレアであるけれどもGTCゲームの駒として使うのはお勧めできない。なぜなら武装がないため攻撃値は「1」という最弱レベルとなっているからだ。ちなみに初期型ボールですら「2」だから、それ以下ということになる。かといって回避力も「3」と並レベルなので出場させてもせいぜいカベ役にしかならないだろう。これは大切に飾っておくのが正解かな。
 □ レース仕様機<シークレット>  レア度★★★★
 L12 MMS-01 サーペント 
[機体解説]
■[全高]16.6m/[本体重量]8.6t
「バートン財団」がひそかに開発・量産していた重MSであり、A.C.0196年のイブの日に蜂起した「マリーメイア軍」の主力兵器である。X18999コロニーの防衛のほか、大統領官邸制圧を含む地上制圧作戦にも大量に投入された。主な武装はガトリングガンやビームキャノンで、ショルダーアーマーにはミサイルランチャーを内装している。A.C.0195年に5機のガンダムの同時多発的な出現で始まった「イブ・ウォー」の発端となった「オペレーション・メテオ」は、本来「コロニー落とし」を含む殲滅侵攻作戦であった。マリーメイア軍の黒幕デキム・バートンは「本来のオペレーションメテオ」を遂行すべく、サーペントを開発したのである。ちなみにサーペント(SERPENT)とは、黄道第13番目の星座とされることもある「蛇使い座」のこと。
[NEOアイテムデータ]
■台座地形区分:LAND/地上
[メモ]
サーペントはTVシリーズより後のエンドレスワルツに登場するMSで、それまでの各ガンダムを含むMSやMD(モビルドール)の技術を集約して設計されたらしく、量産型としてはかなり高いスペックであったとされる。例えば主武装の2連ガトリングガンはガンダムヘビーアームズ改のものを、ビームキャノンはトールギスⅢのものを改良して作られたという。またエース級パイロットにはカスタム機が用意され、両腕に2連ガトリングガンを装備した重武装型も存在したようだ。
L12サーペントは武装違いで2連ガトリングガン装備とビームキャノン装備の2種がある。
 2連ガトリングガン  レア度★☆☆☆☆
 □ ビームキャノン  レア度★☆☆☆☆
 M12 OZ-12SMS トーラス 
[機体解説]
■[頭頂高]16.8m/[本体重量]7.9t
OZ(オズ)の宇宙用MSとして開発された機体。可変機能を備えており、MS形態時と高速航行形態時では、推力の作用点や最大推力など、機動兵器としての特性がまったく異なる機体となる。リーオーを遥かに上回る機動性を有しており、高出力のビームカノンなどを装備している。A.C.(アフターコロニー)0195年以降のOZ宇宙軍の主力MSであり、後に無人機であるMD(モビルドール)1号機となった機体でもある。ちなみにトーラス(TAURUS)とは黄道12星座のうち牡牛座のこと。
[OZ09][OZ23][OZ57][OZ68]
<OZ所属部隊章>このマーキングは「OZ」の所属であることと、特務部隊「スペシャルズ」所属を峻別するための標準的なものである。
[NEOアイテムデータ]
■台座地形区分:LAND/地上
[メモ]
トーラス(牡牛座)の名の持つイメージとは違い高速機動に適したスリムな形状をしている。比較的簡易な変形機構により高速航行形態で侵攻しMS形態にチェンジして戦闘を行う戦法を得意とし、パイロットを乗せずに自動または遠隔操縦により稼働するMD(モビルドール)としての運用を想定したOSが採用されている。MDとして運用する場合は、生身の人間が耐えうる限界を超えた加速度域での運動が可能となるが、個々に戦況判断をすることは不得意であったことから、実戦では有人のトーラスに無人のトーラス数機が付き従い連携して作戦行動に臨む編隊運用がなされていた。
M12トーラスはOZ部隊の黒いトーラスで、ナンバー違い4種があり、[09][57]がレーザーガン装備、[23][68]がビームカノン装備となっている。
※注:白い機体のサンクキングダム仕様機は同じM12番でありながら別のミニブックが付属するので別途記述する。
 [OZ09](レーザーガン)  レア度★★★☆☆
 [OZ23](ビームカノン)  レア度★★☆☆☆
 [OZ57](レーザーガン)  レア度★★★★
 [OZ68](ビームカノン)  レア度★★☆☆☆
  高速航行形態 (改造品) レア度☆☆☆☆☆
  [メモ]トーラスの変型パターンは単純であるがゆえに変形時間も短い。直立状態にして背中のバインダーを両腕に移動させれば完成だ。
 M12 OZ-12SMS トーラス(サンクキングダム仕様機) 
[機体解説]
■[頭頂高]16.8m/[本体重量]7.9t
OZ(オズ)の宇宙用MSとして開発された機体。高速航行形態に変形することができる。サンクキングダム復興に際し、国家元首であるリリーナには極秘のうちに白く塗装された機体が配備されていた。ゼクス・マーキス=ミリアルド・ピースクラフトの副官ルクレツィア・ノインがOZを離反する際に複数調達してきたとも、トレーズが送ったともいわれている。本来は宇宙用だが重力下でも運用できるよう改装されており、オリジナルのトーラスにはないビーム・サーベルも装備されている。主なパイロットはノインだが、カトルやトロワによっても運用されている。
<ルクレツィア・ノイン>ゼクス・マーキスを心から慕い、また、絶対の信頼を寄せるMSパイロット。マリーメイア軍蜂起に際してもMSパイロットとして前線に立つ。
[NEOアイテムデータ]
■台座地形区分:LAND/地上
[メモ]
M12トーラスにはOZ機4種のほかに5番目のバリエーションがある。それが白色のサンクキングダム
(Cinq Kingdom=仏語直訳で「王国」)仕様機だ。かといってシークレットアイテムではなく5/180の混入率となっている。これらの5(Cinq)並びがすべて狙ったものだとしたら結構おしゃれである。
さて、このサンクキングダム仕様機にはOZトーラスのものとは解説文が異なる専用ミニブックが付属し、アイテム名も「トーラス(サンクキングダム仕様機)」と書かれている。ただしアイテム番号はどちらもM12のままであり、ミニブックのバージョン違いでも-1や-2のような枝番は付されていない。
サンクキングダム仕様のトーラスは、王国を象徴するトールギスと同様に全身をエレガントな白色に塗装しているが、OZ部隊機とは塗色以外の外観は全く変わらない。ビームサーベルを使用できるとの記載もあるが通常のレーザーガン装備となっていて武装バリエーションはない。
 □ サンクキングダム仕様機(レーザーガン)  レア度★☆☆☆☆
 N12 GF13-017NJ シャイニングガンダム 
[機体解説]
■[頭頂高]16.2m/[本体重量]6.8t
ネオジャパン所属のMF(モビル・ファイター)。GF(ガンダム・ファイター)はドモン・カッシュ。感情をエネルギー化するシステムが組み込まれており、GFの心身の状態に応じて「バトルモード」さらに「スーパーモード」へと変形していく。必殺技は「シャイニングフィンガー」。これはマニピュレーターを液体金属で覆い、その時に放たれるエネルギーの奔流が敵機をつかんだ瞬間に破壊するというもの。ビームソードを使ったシャイニングフィンガーソードというバリエーション技も持つ。バックパックは小型ビークルのコア・ランダーに変形し、GFの乗り降りや移動にも使われる。
<ドモン・カッシュ>ネオジャパン所属のGF。コロニー格闘技の覇者であり、キング・オブ・ハートの称号および流派東方不敗の継承者。父の恩赦のため第13回大会に参加する。
[NEOアイテムデータ]
■台座地形区分:LAND/地上(岩場) ○マルチポーズ
[メモ]
シャイニングガンダムはシャイニングフィンガー発動時の「スーパーモード」でアイテム化された。スーパーモードではフェイスカバーのほかアームカバーやショルダーアーマー等が展開した状態となる。その姿はさながら歌舞伎役者のようで、ネオジャパンのモビルファイターとして和のテイストを体現したデザインとなっている。
そしてドモンの怒りが頂点に達したときに発動する「真のスーパーモード=ハイパーモード」では全身が金色の光に包まれ光り輝く。
N12シャイニングガンダムはノーマルカラーのスーパーモードをベースとして、金メタリック塗装のハイパーモード、さらにはハイパーモードの豪華版となるパールコーティングバージョンがシークレットとして用意された。これは物語内でドモンがギアナ高地における修行の結果、明鏡止水の境地を会得したことにより怒りに任せた感情の昂ぶりによることなく任意にハイパーモードを発動させるようになった最終段階にまで達した状態をイメージしたものだろう。
 □ スーパーモード(シャイニング・フィンガー)  レア度★☆☆☆☆
 □ ハイパーモード(シャイニング・フィンガー)  レア度★☆☆☆☆
 □ ハイパーモード パールコーティングver.<シークレット>  レア度★★★★
 O12 GF13-050NSW ノーベルガンダム 
[機体解説]
■[頭頂高]16.2m/[本体重量]7.0t
ネオスウェーデン所属のMF(モビル・ファイター)。GF(ガンダム・ファイター)はアレンビー・ビアズリー。他の多くの機体にはない優美な外観を持つが、最大の特徴はその姿形ではなく、パイロットを凶暴化させることで脅威の機動性とパワーを生み出す「バーサーカーシステム」である。このシステムが起動すると、通常は長い髪のようにも見える頭部の冷却装置が扇状に展開し、機体そのものが限界値ギリギリの稼動をはじめ、ほとんど暴走寸前の状態で敵を粉砕する。この際、GFの心身にも過度の負担がかかっており、まさに人機一体となることで、ともに狂戦士(バーサーカー)となってしまう恐るべきモードである。
<アレンビー・ビアズリー>ネオスェーデン宇宙軍少尉で17歳。ドモン・カッシュを好敵手と認め好意も寄せていたが、第13回大会の黒幕ウォンに利用され絶体絶命のピンチに陥る。
[NEOアイテムデータ]
■台座地形区分:LAND/地上(岩場)
[メモ]
当ページ冒頭で解説したとおり、O12ノーベルガンダムには2つのシークレットが用意されている。もしN12シャイニングガンダムと同じようにハイパーモードに相当するバーサーカーモードが通常アイテムで、これにパールコーティングバージョンのシークレットが存在する・・・というパターンであれば、まだ常識的であったのだが、通常塗装のバーサーカーモードをもシークレット扱いにしてしまったところからNEO2の悲劇が始まってしまったように思える。これは想像だが、ミニブックにバーサーカーモードについての解説が詳細に書かれていることからすると、本当ならバーサーカーモードはシークレットにする予定ではなかったのに、発注ミス等によりこのような混入率になってしまったのではないだろうか。(ガンコレシリーズでは時折このような企画時と生産時の齟齬がみられる場合が散見される。) 結果として製品カートン単位でみた場合、ノーマル11/180+バーサーカー1/180か、ノーマル11/180+バーサーカー(パール)1/180のどちらかとなり、運が悪ければ複数カートンを買ってもシークレットのダブリという可能性もあった。あゝ無情・・・。
しかし、数あるガンダムシリーズの中で萌え要素をまとったMSと言えばノーベルGを置いて他にはないだろう。ガンダムなのに、MSというメカなのに、パンチラにときめいてしまうのはなぜだぁッッ?!(*´Д`) →月にかわってお仕置きよっ☆
 ノーマルモード  レア度★☆☆☆☆
 □ バーサーカーモード<シークレット>  レア度
 □ バーサーカーモード パールコーティングver.<シークレット>  レア度
 --- ZGMF-X56S/θ デスティニーインパルスガンダム(改造品) 
[機体解説]
■[全高]19.37m/[本体重量]78.93t
[NEOアイテムデータ]
■台座地形区分:DESERT/砂漠
[メモ]
インパルスガンダムはザフトが開発した「セカンドステージシリーズ」の実験機で、様々な戦局の変化に対応するための「シルエットシステム」と呼ばれる武装換装機構を採用した機体である。
そして、当初運用されていた「フォース」「ソード」「ブラスト」の各シルエットの武装を統合発展させた万能型シルエットが「デスティニーシルエット」である。全機能を盛り込んだデスティニーシルエットは強力ではあるものの、その反面、過剰な重装備となりインパルス本体に負担がかかることや、ビーム兵器のエネルギー消費が大きく出撃中に数回のデュートリオン充電を受ける必要があるなど、多くの欠点が露呈した。
デスティニーインパルスは全4機が試作されたというが、これらの実戦投入による検証の結果、万能機の模索は新設計のX42Sデスティニーガンダムへ引き継がれることになり、デスティニーインパルスの開発はこれを以って中止された。
なおVPS装甲カラーは1号機が赤紫、2号機が赤、3号機が青紫であったと言われている。(4号機については不詳)
「ガンダムSEED DESTINY ASTRAY」に登場し、1号機はザフト軍のコーディネーター、マーレ・ストロードの乗機となる。マーレは本来はアビスガンダムの正パイロットに任命されていたのだが、アーモリーワンの強奪事件の際に撃たれて生死を彷徨う。しかし奇跡的な復活を遂げデスティニーインパルスを得て新たな任務に挑む。
  1号機(エクスカリバーレーザー対艦刀)(改造品)  レア度☆☆☆☆☆