ガンダムコレクション,ガンコレ,GundamCollection


ガンダムコレクション大全集

OO(ダブルオー)



2007年10月8日発売
1個250円(税抜)
ガンダムコレクションOO(ダブルオー)シリーズは、2007年10月の「機動戦士ガンダムOO」のTV放送開始に合わせて発売された。本シリーズは他のガンダム作品を含まないOOの登場MSだけのラインナップで構成されており、VOL.xやNEOxといった従来のシリーズ名は使わず、外箱には「OO-1」という新シリーズ名が書かれていた。これからはOOの時代!というバンダイの意気込みも感じられたが、残念ながらOO-2以降のシリーズはリリースされずに終わっている。
OOでは直前に発売されたCOMPLEXと同様に、フルカラー(彩色)アイテムと同型のゴールド塗装ver.とシルバー塗装ver.が入れられていたが、混入率からすると過半数がゴールドまたはシルバー単色のものばかりで、本来のフルカラーのほうがレア、しかもマーキング違いのバリエーションは一切ないという、コストダウンか?手抜きか?というファンとしては極めて好ましくないアソート構成となっており、事実上、商品の半分近くは、中袋を開封されることもなくただ廃棄されるだけという残酷な運命を逃れられなかった。
AOO1 ガンダムエクシア AOO5 ティエレン地上型 AOO9 AEUヘリオン
AOO2 ガンダムテュナメス AOO6 ティエレン高機動型 AOO10 ユニオンフラッグ
AOO3 ガンダムキュリオス AOO7 ティエレン宇宙型
AOO4 ガンダムヴァーチェ AOO8 AEUイナクト(デモカラー) ※機体名をクリックするとページ内でジャンプします
 AOO1 GN-001 ガンダムエクシア 
[機体解説]
■[頭頂高]18.3m/[本体重量]57.2t
■パイロット:刹那・F・セイエイ
ソレスタルビーイングの所有するガンダムの一機。機体中央に搭載された「GNドライヴ(太陽炉)」から発生するGN粒子により無限に近いエネルギーと驚異的な運動性能を実現している。エクシアは、格闘戦用の武器が中心となっており、各部に装備された七本の剣は、ミッションに応じた使い分けができるようになっている。
[メモ]
OOシリーズは前回発売のCOMPLEXと同様に新形式のアイテム番号が振られている。エースナンバーAOO1からAOO10まで末尾の数字がカウントアップされていくパターンだ。みなさんはもちろんご存知だろうが、共通のシリーズ符号AOOはエーゼロゼロではなくエーオーオーである。だがネット上でもA00という誤記が多く見られるため、検索エンジンでヒットしないケースも間々あるようだ。また台座もシンプルなブラックであるがCOMPLEXから採用の台形の立体台座となった。
さて、エクシアは物語前半において主人公機となるMSである。GNドライヴから発せられるGN粒子をエネルギーとするほか、剣の刃にGN粒子を乗せることで強力な切れ味にすることもできるため、エクシアは装備した7本の剣(セブンソード)を駆使して戦う。AOO1ではGNソードを構えたポーズと両手にGNロングブレイド/GNショートブレイドを構えたポーズの武装違い2種と、それに対応するゴールドとシルバーがあるほか、さらにOO唯一のシークレットアイテムとなるGNソード・ライフルモード装備(パール塗装)がある。なおライフルモードのゴールド・シルバーは存在しない。
 GNソード  レア度★★☆☆☆
 GNソード(ゴールド)  レア度★☆☆☆☆
 GNソード(シルバー)  レア度★☆☆☆☆
 GNロングブレイド/GNショートブレイド  レア度★★☆☆☆
 GNロングブレイド/GNショートブレイド(ゴールド)  レア度★★★☆☆
 GNロングブレイド/GNショートブレイド(シルバー)  レア度★☆☆☆☆
 □ GNソード・ライフルモード(パールコーティング)<シークレット>  レア度★★★★
 AOO2 GN-002 ガンダムデュナメス 
[機体解説]
■[頭頂高]18.2m/[本体重量]59.1t
■パイロット:ロックオン・ストラトス

ソレスタルビーイングの保有するガンダムの一機。他のガンダムと同様、「GNドライヴ(太陽炉)」を搭載した第三世代機であり、無限に近いエネルギーと、驚異的な機動性能を持つ。デュナメスは、射撃戦を想定した機体であり、標準装備のGNスナイパーライフルに加え、ミッションにあわせた多くの銃が存在している。
[メモ]
OOシリーズでは、シークレットを除く全アイテムについて彩色、ゴールド、シルバーの3種が存在する。このゴールドとシルバーが曲者で、例えばNEO4に登場したようなカラークリアのように素材勝負ではなく金または銀の単色塗装で仕上げられていることからマテリアルとしての価値感は薄く、さらに混入率が高いためレアアイテム的な付加価値もなかったのが最大の不評を買う原因となっている。なおゴールドver.はアイテムによってはプチレア級の低い混入率のものもあるなど多少はメリハリがつけられていたようだが、シルバーver.はほぼ全てが大量混入されており、正に「ハズレ」というレッテルを貼られるはめになっていた。
AOO2は射撃特化機体のデュナメスで、GNスナイパーライフル装備と、GNビームサーベルを構えGNフルシールドを展開したポーズの2種、それに各ゴールド・シルバーが存在する。
 GNスナイパーライフル  レア度★★☆☆☆
 GNスナイパーライフル(ゴールド)  レア度★☆☆☆☆
 GNスナイパーライフル(シルバー)  レア度★☆☆☆☆
 GNビームサーベル/GNフルシールド  レア度★★★☆☆
 GNビームサーベル/GNフルシールド(ゴールド)  レア度★★★☆☆
 GNビームサーベル/GNフルシールド(シルバー)  レア度★☆☆☆☆
 AOO3 GN-003 ガンダムキュリオス 
[機体解説]
■[頭頂高]18.9m/[本体重量]54.8t
■パイロット:アレルヤ・ハプティズム

ソレスタルビーイングの所有するガンダムの一機。可変機であり、飛行形態へと変形する。飛行形態では後部に武装コンテナを装着することであらゆるミッションに多目的に対応可能。飛行形態での超速度一撃離脱攻撃を得意とするが、MS形態においても、他のガンダムに引けを取らない攻撃力を有する。
[メモ]
キュリオスはプトレマイオス搭載のガンダム4機のうち、唯一、MS以外の形態に変形可能な機体である。そのためMS形態になっているときも航空機的なパーツが露出しているのが特徴だ。超高速一撃離脱を得意とするがその分攻撃力は低めであり、主武装はGNサブマシンガンとなる。なおキュリオスの飛行形態は1/400プトレマイオスのスペシャル付属品としてガンコレ化されているのでそちらも参照されたい。
AOO3はGNサブマシンガン装備とGNビームサーベル装備の2種で、それぞれにゴールド・シルバーが存在する。
ちなみにOOのガンダム4機については、副武装(エクシアならGNロングブレイド/GNショートブレイド、キュリオスならGNビームサーベル)のゴールドはどれも混入率が低いプチレア級となっておりコンプリートが難しい。
 GNサブマシンガン  レア度★★☆☆☆
 GNサブマシンガン(ゴールド)  レア度★☆☆☆☆
 GNサブマシンガン(シルバー)  レア度★☆☆☆☆
 GNビームサーベル  レア度★★★☆☆
 GNビームサーベル(ゴールド)  レア度★★★☆☆
 GNビームサーベル(シルバー)  レア度★☆☆☆☆
 AOO4 GN-005 ガンダムヴァーチェ 
[機体解説]
■[頭頂高]18.4m/[本体重量]66.7t
■パイロット:ティエリア・アーデ

ソレスタルビーイングの所有するガンダムの一機。重武装型であり、GNバズーカやGNキャノンなど強力な武装を持つ。対MS戦よりも艦隊戦や要塞攻略戦などに適した機体であり、MSの範疇を越えた火力を有する。機動性は低いが、バリアであるGNフィールドを展開することで無敵の防御力を誇る。
[メモ]
ガンダムヴァーチェはフルアーマー状態のような巨体であり、GNドライヴから直結できる凄まじい威力のGNビーム兵器を使った一撃必殺が主な戦闘スタイルになる。最も破壊力が高いとされるのはGNバズーカ(GNビームバズーカ)であるが、こちらの武装はガンコレ化されていない。両肩部に装着されたコンテナ様のブロックはGNキャノンであり、片側2連装の大口径ビーム・キャノンである。
ヴェーチェの型式番号はGN-005でありキュリオス(GN-003)から飛び番となっているが、これはヴェーチェの中の人(MS?)が秘匿されていたからである。それがGN-004ガンダムナドレであり、ヴェーチェの外装をパージすることで中から出現する。残念ながらナドレもガンコレ化されないままとなってしまったが、もしOO-2シリーズへと存続していたらヴェーチェのGNバズーカ装備ともどもアイテム化されていただろう。
AOO4は手持ち武装なし(標準装備のGNキャノンのみ)とGNビームサーベル装備、それに各ゴールド・シルバーがある。
 GNキャノン  レア度★★☆☆☆
 GNキャノン(ゴールド)  レア度★☆☆☆☆
 GNキャノン(シルバー)  レア度★☆☆☆☆
 GNビームサーベル  レア度★★★☆☆
 GNビームサーベル(ゴールド)  レア度★★★☆☆
 GNビームサーベル(シルバー)  レア度★☆☆☆☆
 AOO5 MSJ-06II-A ティエレン地上型 
[機体解説]
■[頭頂高]18.1m/[本体重量]121.3t
■パイロット:人革連パイロット

人類革新連盟の量産MS。地上型の他に高機動型など多くのバリエーションが存在する。他軍のMSに比べ非常に機体が重くスピードが遅い。だが、機動力を犠牲にした分、防御能力が高く、超重量の武装も搭載可能である。基本武装は実体弾砲とカーボンブレードであり、他軍と比べ旧式に属するが信頼性は高い。
[メモ]
OOワールドにおけるティエレンは、いわゆるザクⅡに相当する量産型の基本MSという位置づけであり、可動式モノアイや機体番号にもザクへのオマージュが見られる。いかにも軍事用重戦機というような武骨なデザインには好感が持てるが、Eカーボンと呼ばれる素材を用いているものの本体だけで120tを超える超重量級となっており、ほぼ同サイズのザクⅡが56.2tという設定であったことからみてもかなりの重さで、堅牢だが鈍重という評価をされている。
主武装の200mm×25口径長滑空砲は同口径のものであれば徹甲弾、榴弾、対空散弾等を発射可能な優れもので、同軸で12.7mm機銃が装備されており着弾点修正にも役立つ。格闘用武装はカーボンブレード(ブレイド)という超硬質Eカーボン製の武器で、特にエネルギーを使用しない単純な物理攻撃を加えるためのものである。
AOO5は緑色塗装の地上型で、武装バリエーションとして長滑空砲装備とカーボンブレード装備の2種およびそれぞれにゴールド・シルバーがあり、ゴールドver.はどちらもプチレアとなっていた。
 200mm×25口径長滑空砲  レア度★☆☆☆☆
 200mm×25口径長滑空砲(ゴールド)  レア度★★★☆☆
 200mm×25口径長滑空砲(シルバー)  レア度★☆☆☆☆
 カーボンブレード  レア度★★☆☆☆
 カーボンブレード(ゴールド)  レア度★★★☆☆
 カーボンブレード(シルバー)  レア度★☆☆☆☆
 AOO6 MSJ-06II-C ティエレン高機動型 
[機体解説]
■[頭頂高]18.3m/[本体重量]101.1t
■パイロット:人革連パイロット

人類革新連盟の量産MS。高機動型の他に宇宙型など多くのバリエーションが存在する。他軍のMSに比べ非常に機体が重いが防御能力が高く、超重量の武装も搭載可能である。基本武装は実体弾砲であり、他軍と比べ旧式に属するが信頼性は高い。
[メモ]
特徴的な水平展開式の可変翼を備えたティエレン高機動型は、あくまでも滑空により迅速に戦地に到達する能力に限られ、本格的な空戦については想定されていない。それ故に飛行型とは呼ばれなかったようだ。それでも本体の軽量化や脚部に推進用ジェットエンジンを装備するなどの改良により、地上でも300km/h超でのホバー機動が可能であり、高機動型というに相応しい性能を発揮したようだ。
AOO6はエアーグレーの機体の高機動型であり、武装は200mm×25口径長滑空砲の一択で武装バリエーションはない。もちろん同型のゴールドとシルバーが存在する。
 200mm×25口径長滑空砲  レア度★☆☆☆☆
 200mm×25口径長滑空砲(ゴールド)  レア度★☆☆☆☆
 200mm×25口径長滑空砲(シルバー)  レア度★☆☆☆☆
 AOO7 MSJ-06II-E ティエレン宇宙型 
[機体解説]
■[頭頂高]18.2m/[本体重量]127.5t
■パイロット:人革連パイロット

人類革新連盟の量産MS。宇宙型の他に地上型など多くのバリエーションが存在する。他軍のMSに比べ非常に機体が重くスピードが遅い。だが、機動力を犠牲にした分、防御能力が高く、超重量の武装も搭載可能である。基本武装は実体弾砲であり、他軍と比べ旧式に属するが信頼性は高い。
[メモ]
ティエレン宇宙型は大気圏外使用を前提に、各所にスラスターを備え空間機動力を強化した機体である。膝部から下は円筒状の大型推進剤タンクと一体化しているが、中身の推進剤は水である。しかし堅牢なタンク自体及び水の緩衝力から結果として防御力増強にも一役買っている。このようなスラスターや推進剤の増加により全重量は地上用のものに比べても増加してしまっているが、宇宙空間専用と割り切ることで重力下における鈍重さは緩和され意外と俊敏な動きを見せた。
AOO7は青色塗装の宇宙型30mm機銃装備の1種のみで、同型のゴールドとシルバーがある。
 30mm機銃  レア度★☆☆☆☆
 30mm機銃(ゴールド)  レア度★☆☆☆☆
 30mm機銃(シルバー)  レア度★☆☆☆☆
 AOO8 AEU-09 AEUイナクト(デモカラー) 
[機体解説]
■[頭頂高]17.6m/[本体重量]66.8t
■パイロット:パトリック・コーラサワー

AEUが開発した最新MS。太陽エネルギー対応型であり、MS自身が軌道エレベーターの発電システムから直接パワー供給を受けることができる。基本設計はユニオンのフラッグを参考にしており、飛行形態への変形や武装など共通点が多い。AEUのエースパイロット、パトリック・コーラサワーが搭乗し、お披露目された。
[メモ]
AEU陣営のイナクトは、同じAEUヘリオンをベースとしつつ、ユニオンフラッグの可変機能等を参考に開発された次世代型MSである。エネルギー源として軌道エレベーターの太陽光発電システムから電力を無線供給する外部電源方式を採用しており、供給範囲内であれば無制限に近い活動時間を持つこととなった。また外部電源により将来的にはビーム兵器の携行も見据えた計画がされていたようだ。AEU域内では所属国やパイロットにより機体塗色にバリエーションが確認されているが、最初にお披露目された際のデモカラーは鮮やかなコーラルグリーンの塗色であった。
AOO8はデモカラーver.のイナクトで、右手にリニアライフル、左手にディフェンスロッドという兵装だ。武装バリエーションはなく、ゴールドとシルバーが存在する。
 リニアライフル/ディフェンスロッド  レア度★☆☆☆☆
 リニアライフル/ディフェンスロッド(ゴールド)  レア度★☆☆☆☆
 リニアライフル/ディフェンスロッド(シルバー)  レア度★☆☆☆☆
 AOO9 AEU-05 AEUヘリオン 
[機体解説]
■[頭頂高]15.4m/[本体重量]58.2t
■パイロット:AEUパイロット

AEUのMS。大量に生産されており、AEU加盟国以外にも輸出されている。そのためテロリストなどの手に渡り使用されるケースもある。飛行形態への対応など、最新機のイナクトとの共通点もあるが、能力的に大きな開きがあり、第一線を退く運命にある。頭部や武装などに多くのバリエーションが存在する。
[メモ]
AEU陣営各国に普及しているスタンダードなMSがヘリオンである。飛行形態への変形も可能であるが出撃中の変形はできずベースに戻ってのパーツ換装を要する。生産開始から十数年以上の期間が経過しており、基本スペックでは型遅れとなっているものの普及台数も多く、正規軍以外に流出した機体も多く見られたという。人革連のティエレンに比べると全高も低く華奢な作りに見えるが、重量は半分以下に抑えられているなど速度や量で勝る戦い方を基本としている。
AOO9ヘリオンは緑色塗装の標準機で武装はリニアライフルのみ。もちろんゴールドとシルバーもある。
色も形もよく似ているためイナクトと区別がしにくいが、ガンコレでは1本ツノがヘリオン、3本ツノがイナクトと覚えておけばよい。(劇中ではヘリオンは基本的にツノなしで、また頭部バリエーションも多く存在するという。)
 リニアライフル  レア度★☆☆☆☆
 リニアライフル(ゴールド)  レア度★☆☆☆☆
 リニアライフル(シルバー)  レア度★☆☆☆☆
 AOO10 SVMS-01 ユニオンフラッグ 
[機体解説]
■[頭頂高]17.8m/[本体重量]67.1t
■パイロット:ユニオンパイロット

ユニオンの可変MS。飛行形態への変形が可能だが、戦闘中の変形は想定していない。武装は実弾を電磁加速して打ち出す「リニアライフル」。格闘戦用には、超振動する刃の「ソニックブレード」。一部の機体にはエネルギーで刃を包む「プラズマソード」も装備されている。多数の機体バリエーションがある。
[メモ]
ユニオンフラッグはユニオン陣営の“フラッグ”というMSのことを指し、前型機はリアルド。リアルドはパーツ換装による飛行形態への変形が実装されていたが、フラッグではこれを発展させて作戦行動中にも変形が可能である。また上半身と下半身に分離して別行動が可能だが分離後の再合体はできない。メインエンジンは水素プラズマジェット×4で、水素燃料はカーボン製機体フレーム等に分子レベルで注入されているため燃料タンクを必要としない設計になっている。
AOO10はパーブルの機体にリニアライフルとディフェンスロッドを装備したもので、ゴールドとシルバーも存在する。
 リニアライフル/ディフェンスロッド  レア度★☆☆☆☆
 リニアライフル/ディフェンスロッド(ゴールド)  レア度★☆☆☆☆
 リニアライフル/ディフェンスロッド(シルバー)  レア度★☆☆☆☆